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                          平成20年10月11日(土)

                          時間 13時40分~17時00分

                           場所 船橋市役所11階大会議室



葛南6市タウンミーティング(記録)





13:40~ 

・ 総合司会    中核地域生活支援センター がじゅまる 所長 朝比奈 ミカ氏

・ 開会の言葉   ちばMDエコネット 

・ 主催者挨拶   実行委員長 宮代 隆治

・ 船橋市市長挨拶 健康福祉局 局長 須藤 俊孝氏より手紙の代読



13:50~ 

≪第1部≫  「 第四次千葉県障害者計画の説明 」

千葉県健康福祉部障害福祉課 課長 安藤 公一氏より説明。

(堂本知事の来場が遅れたため素案の説明が先になる。)



14:25~  堂本知事登壇(発言より抜粋)

千葉県の第3次障害者計画は、目から鱗と申しますか私にとっては驚きの計画でした。

「千葉県は障害者がその人らしく地域で暮らせる社会を作っていく事をここに宣言します。」 という宣言をさせて頂いた。これから第4次、5次、6次と障害者計画が進んでいった場合に、ここだけは変えるべきではないと強く思っています。一番大事な視点は、「その人らしく」ということです。これから、障害者がその人らしく自分の望む地域で暮らしていける環境を作っていく事が、一番大きな課題であると思っています。

今日、一番感謝したいのは6市の福祉行政担当の方がおいでくださっているということ。私の印象として、県と市と今日は国からも課長さんがいらしてくださっているのですが、みんなで一緒に話し会うという機会が比較的少なかったのではないかと思っています。

この6年くらい前から3次の障害者計画を作るために沢山のタウンミーティングを重ねてきましが、そのことを振り返って考えてみたいと思います。

その中で感じた事は最初に、当事者の視点が一番大事だということ。2番目に、福祉については中央から地方に権限が委譲されてきた時代であるということ。3番目に急速なグローバライゼーションにより、世界は1つになり価値観が多様化した時代であるということ。その中で、福祉のサービスも「画一」から「個別」に、制度的な支援は既成的なつくりからオーダーメードへ、中央と地方の制度の組み合わせ方、それをいかに横断的に使われていくような仕組みにするか、包括的でありうるか、そして地方で作ろうとしている計画が自由に力を発揮できるような、そういった両方の間の整合性がどう作れるのか。できるだけ縦割りの弊害をなくしていくことが大事で、当事者が自立しやすい制度設計を国市長村レベルで考える必要があると思っています。そして最後に、民間主導で進めてきたことが一番価値ある事だと思っています。

第4次障害者計画の素案の策定あたり、昨年からミニタウンミーティングが県内17箇所で行われています。さらに第4次障害者策定部会は、意見を伺いながら21回の議論を重ねて素案をまとめて頂いたところです。ライフステージに即して切れ目の無い支援が必要で、ライフサポート手帳も大事であるし、療育支援コーディネートの工夫も必要であると思います。また、相談支援の仕組み、権利擁護の体制作りがこれからとても大事になってくると思っています。障害者一人ひとりに着目した施策作りが大切で、社会的制度の谷間に落ちている方(発達障害、高次脳機能障害)、あるいは入らない方、そういう方全部にどうしたらサービスが届くのかという仕組みを考えていきたい。市町村とのパートナーシップを大切に、県ですべきことは県で行うが、市長村が地域の具体的な課題を共有して頂いて、同じ土俵で施策作りをして頂くことが大事。

多様な21世紀の価値観の中で、個人の多様性、個性を大事にしながら福祉のサービスの充実をはかっていきたい。その為には、タウンミーティングなどの発言する場、話し合う場が大切であると思っています。本日は、お招き頂き有難うございました。



厚生労働省 障害保健福祉部企画課 課長 蒲原 基道氏 挨拶

・障害者自立支援法を含め色々な施策を立案する側にいます。

色々な所に出向き、現場の声を聞く事が大事であり、それを施策に活かしたい。

・今日の行政と現場のお話を聞き、立場が違っても方向性が一致していると思った。

皆で作り上げていくこの手法(健康福祉千葉方式)は昔の行政と現場のあり方とは違う新しい形である。

・施策の方向性を考えていく時、当事者本人及び家族の意見本人を中心におくことが大切。

また、当事者本人・家族を支えるライフステージに沿った相談支援も重要である。



堂本県知事に提言集をお渡しする。



15:05~

≪第2部≫ シンポジウム 「 ここで暮らせる街づくり 」

(県計画と市計画との連携を中心に)


司会 佐藤 彰一氏(船橋福祉相談協議会 副会長)



・葛南6市の施策について(各市5分程度で発表して頂く。)

市川 

・今年の4月より2期目の障害者計画がスタートした。

・計画策定にあたり当事者、家族団体・福祉関係者・公募市民・市の職員等34名で構成された懇談会を設置し、テーマを決めグループ化して協議(市民と行政共同)をした。

・市川市の条例で設置した社会福祉審議会の障害福祉専門分科会メンバーとも意見交換し審議会でも審議し計画の素案が完成した。自立・参加・共生を計画の理念とし、将来像のサブテーマを「全国でも指折りの“障害者が住みやすいまち”を目指して」と決まり責任の重さを痛感。

自立支援協議会では、相談支援部会・地域移行支援部会・就労支援部会を立ち上げ重点的に協議している。

・市単独では財政が厳しく、実施できない事業もあるので、国や県に補助をお願いしたい。

・計画の実現に向けて、国・県・市がそれぞれの役割を認識して、対応していくことが

大事ではないか。(例えば、法定雇用率を企業に守らせる事などは国の役割ではないか)

浦安

・一般就労・福祉的就労施設を含む就労支援センターを計画している。(運営は、就労支援センターについては直営。その他は公募により民間に任せる予定)H22年度半ばから

開所予定。

・浦安市役所でもワークステーションを整備し、障害者の雇用を促進していく予定。

鎌ヶ谷

・H18年に障害者福祉計画「共に生き、共にひらく福祉のまちづくり」を策定。

・本年1月に自立支援協議会を立ち上げる。 

・経常収支比率が千葉県で最低。

・予算・人手が無い中で出来る事として、「障害」を「障がい」に変更。全国的に早い。

・通常学級に所属する9学校にほほえみ先生を配置。(本年4月より)

小学校のみに配置、中学校は今後検討していく。

・教育委員会と障害福祉で連携が必要。(障害福祉では、就学前の児童のため)

・課題として、専門職がいない。

・県に対しての要望としては、4次計画の中に中核地域生活支援センターに期待している。

障害に特化して頂きたい。制度見直しの中で職員は大変な思いをしており、これ以上

にない大胆な見直しをして頂きたい。



習志野

・H23年度までに障害者計画を実行している。

・県への共感はライフステージに応じた支援を行うこと。特に子ども小さい時の母親の心

の葛藤が強い時に関わり、将来(児童の時から将来を考える)に繋げていきたい。

小学校に上がる時点での繋ぎ連携が大事で、個別支援計画を作成して小学校に引き継ぐ。

日中活動支援を見直して再編成し、3障害の方が利用できるように広げていく。 

・県に対しての要望としては、市の方で頑張るのは当然だが、広域的に取り組む課題は県

がイニシアチブをとって積極的に取り組んで頂きたい。



船橋

・船橋市の取り組みは現在、体制基盤整備中である。

・地域自立支援協議会、相談支援事業は、どのような事で困っているのかを把握し、関係者で何が出来るのかを検討する場であり、その上で如何なる資源やサービスが足りないのか、又、その中で何を優先させるのかを整理していく場として非常に重要だと思っている。

船橋市は、障害者の相談支援窓口として、ふらっと船橋を設けている。また、自立支援協議会を立ち上げ今年度から専門部会(就労支援・地域移行生活支援・福祉サービス・権利擁護・障害児部会)を発足させ、現状の分析、課題を抽出し優先的に取り組む課題を検討している。

・地域生活移行に関して、県の素案にもあるが既存のサービスだけでは、なかなか支え切れない。

現在、現状を把握するため専門家の意見を頂きながらアンケート、聞きとり調査等を行っており、施策に反映させていきたい。

・子供の施策について、療育支援課を中心として、早期発見、継続支援のための専門家

チームを作って行きたい。



八千代

・精神障害について

H14年に精神保健福祉業務の市町村移管に伴い、人員確保(窓口対応)が重要と考え

保健師、看護師を配置、その後PSWの資格を取得して頂いた。

すべての基盤である相談支援の人的確保が大事。

今年度の取り組みとして、「 心の健康だより」 を市民向けに発行。

メンタルヘルスホット相談を実施。役所内では、市民に対してどこの課でも対応できるよう研修会を開催した。メンタルヘルスネットワーク会議を立ち上げた。

・今年度は障害者計画の見直しの時期になっており、まずは当事者から意見を聞くことが大事であると思っており、施策に繋げていきたい。



司会

・この場で皆さんが合流しているので、県から市への要望があるか? 

・今の発言を踏まえて、県の意見を頂きたいと思います。





・参考になる意見ありありがとうございました。

・障害者計画の、つめの作業で子供に関する計画にはまだ、不十分な所がある。

・発達支援サポート会議など先行的に行っている所を参考にさせて頂きたい。

・県と市の関係で市町村の役割、県の役割を、どうお考えになられているか?

・県も一体となって進めて行かなくてはならないのだが、歯車が合っていない所もあるの  

 で連携についてアイデアがあれば、教えて頂きたい。

・当事者の方からも意見を頂きたい。



司会

・連携の取り方のお考えをお聞かせ願いたいと言う事だったので、市の方から補足的なご意見を伺えればと思います。



市川

・事業所・市・県それぞれが出来ることをしっかり見極めて行うことが大切ではないか。

県と市が膝を交えて話しができる場があれば良いアイデア等もでてくるのではないか。



浦安

・計画は実行していく事が大事。何をすべきかを、市も県も明確にすべき。

計画の中で、はっきりと県として何をするのか、文章を明確に書いて頂きたい。

・県がやるべき仕事を市で先行して行っていることについて考えて欲しい。



鎌ヶ谷

・給付事業の明確化。財政的なバックアップとして、予算補助の継続性。

広域的な配慮。(人の配置など)



習志野市

・広域的なサービスについて県がイニシアチブをとって頂きたい。

市だけで完結するわけではない。(広域的な支援ができるように。)

・都市部で共同生活住居(GH、CH)を作ることに苦労しており、法的な基盤整備をお願いしたい。



船橋市

・中核市(千葉、柏、船橋)であるため、船橋は県の財政的補助が外れてしまう場合がある。

・中核市は県との間に情報交換の場を作ってもらっている。

・県は施策の方向性を一貫して持っている。市では、どうしても各論的になってしまう。これを県は、埋める力を持っている。

・県への要望として以下のこと等を検討して頂きたい。

重度心身障害者の医療費助成。

医療的ケアの必要な障害(児)者の日中生活の場の確保。

一般就労に向けたジョブコーチの人材育成。

知的障害者の高齢化にあたり、施設改修の補助、介護加算



八千代

・計画の中で、市の名前を変えれば内容が同じというものがある。

計画の中で、役割分担を明確に出来ないものだろうか。

・その他については、船橋市の局長さんと同様な考えを持っております。



16:30~

≪第3部≫  タウンミーティング みんなの声を届けよう。



第4次障害者計画策定作業部会の方々に加わって頂く。



質疑1

・障害者の家族の高齢化。親亡き後が不安。



質疑2

・制度すべてが申請主義。情報の共有が難しい。

行政は教えてくれない。2~3ヶ月に一度定期的に、障害福祉サービス等を教えて欲しい。就労のことでは、法定雇用率を上げて欲しい。



質疑3

 ・ガイドヘルパー(外出に一緒に付き添う)の派遣が行きと帰りだけしか認めない市が

  ある。待ち時間(病院の通院等)なども考慮して欲しい。制度の使い勝手がよくない。



質疑4

 ・計画の策定やタウンミーティングに、県の教育委員会の方が携わって欲しい。

  市長村の教育委員会に働きかけても、家族の意見の反映が難しいと感じているので。

 ・障害にわたるサポートということで考えて欲しい。



質疑5

・障害当事者の高齢化。

・高齢障害者問題について早急に研究会を立ち上げて欲しい。

・相談支援について

・精神の方の相談が多い。

・相談のニーズが幅広い。(生活支援等も含めて)



質疑6

 ・知的障害児の母親からの伝言

  父親が亡くなって、自立支援法になってからの障害福祉サービスの1割負担が重い。



質疑7

・障害児の親たちは就学において、多様な場が開かれていく事を願いつつ、なかなか思

い通りにならない悩みの中にある。修学の場面で、親や子の願いを反映できるように

して欲しい。県と市で連携を取って頂き、若い家族を支えていきたい。



17:00~

閉会のことば 船橋障害者自立生活支援センター 代表 杉井 和男氏